在宅医療とは、病院やクリニックに通うことが難しい患者様のために、医師や看護師などの医療従事者がご自宅や入居先の介護施設などを訪問して診療を行う医療サービスです。在宅医療では、慢性疾患の管理、点滴、褥瘡（床ずれ）を含む傷の処置、がん患者様の緩和ケアなど幅広い医療行為が可能です。ご自宅で医療を受けることで、住み慣れた環境で療養を続けることができるのが最大の特徴です。在宅医療における診療形態には主に次の2種類がありますが、当クリニックは「訪問診療」をメインで提供する在宅療養支援診療所となります。

・訪問診療：医師が定期的に患者様の自宅を訪れ、問診や診察、薬や点滴の処方などの健康管理を行います。あらかじめ計画された医療です。
・往診（単発的なもの）：患者様の急な体調変化に対し、医師が臨時で駆けつけて診察や治療を行うものです。発熱や急な痛みなど、事前に予測できない症状が対象です。

訪問診療とは

訪問診療とは、病院やクリニックに通うことが困難な患者様のご自宅や施設に医師が訪問し、計画的に診療を行う医療サービスです。急な体調不良時に臨時的に対応する「往診」とは異なり、訪問診療は医師が定期的に患者さまのもとへ伺い、病状の確認、治療、薬の処方、健康管理を行います。訪問診療は、ご自宅で療養生活を送る患者様にとって、安心して医療を受けられる環境を提供するための重要な役割を担っています。また、患者様だけでなく、ご家族にとっても、医療の専門家が身近にいることは心強い支えとなります。

対象となる方

訪問診療の対象となるのは、以下のような理由で通院が困難な患者様です。年齢や病状に関係なく、幅広い疾患や状態の患者様が対象となります。詳しくはクリニック（027-288-9511）へお問い合わせください。

• • 寝たきりや歩行困難など、身体的理由で外出が難しい方
  • 認知症などにより医療機関への通院が困難な方
  • 末期がん、難病などで在宅での療養を希望される方
  • 退院後も継続的な医療管理が必要な方

診療内容

当クリニックの訪問診療では、以下のような医療サービスへ対応しています。

1. 病気の管理・治療

   • 慢性疾患（高血圧、糖尿病、心不全など）の管理
   • がん末期患者様への緩和ケア
   • 認知症の進行予防と症状管理

2. 検査

   • 血液検査、尿検査
   • 認知機能検査（簡易なもの）

3. 処置・医療行為

   • 点滴、注射
   • 褥瘡（床ずれ）の処置
   • 胃ろう管理、尿道カテーテル交換

4. お薬の処方と管理

   • 病状に合わせた処方調整と処方箋の発行
   • 薬剤師との連携による薬の説明・管理指導

5. 緊急対応

   • 24時間365日の連絡体制
   • 急変時の往診・救急搬送の手配

6. 看取り医療（ターミナルケア）

   • 人生の最終段階における身体的・精神的ケア
   • ご家族への精神的サポート

訪問可能エリア

当クリニックでは、クリニックから半径5km圏内を訪問診療の対象エリアとしています。エリア外でも訪問診療を希望される場合は、一度ご相談ください。

ご利用までの流れ

1. お問い合わせ　まずはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

2. 初回面談 　当院スタッフがご自宅へお伺いし、訪問診療サービスに関する説明を行います。

3. 訪問診療開始　診療計画に基づき、医師と看護師が定期的にご自宅を訪問します。

4. 緊急時対応　急な体調変化があった場合は、24時間対応いたします。

費用について

訪問診療は医療保険、介護保険の適用が可能です。費用は以下の条件によって異なります。

• 医療保険、介護保険の自己負担割合
• 医療費助成制度の有無
• 診療内容（処方、検査、処置など）
• 診断書作成など自費診療の有無

詳細な費用については、初回面談時にご説明いたします。