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糖尿病内科

糖尿病は、血液中の血糖値(グルコース値)が慢性的に高くなることによって、様々な続発疾患を伴う症候群と考えられています。
血糖値のコントロールがうまくできない状態が続くと、全身の血管や神経、臓器に負担がかかり、さまざまな合併症を引き起こします。
早期発見と適切な治療が大切です。
糖尿病内科では、糖尿病の早期診断・治療および生活習慣の改善支援を行っています。

糖尿病の分類

糖尿病は、主に1型糖尿病、妊娠糖尿病、特定の機序・疾患による糖尿病、2型糖尿病の4つに大別されます。

1型糖尿病

1型糖尿病は、自己免疫応答などの異常により膵臓(すいぞう)のベータ細胞が破壊され、血糖を下げるホルモンであるインスリンがほとんど分泌されなくなる病気です。
原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因やウイルス感染などが関与すると考えられています。
主に若年層で発症するとされています。治療では、インスリンの自己注射が原則必須となります。当クリニックでは、強化インスリン療法と血糖自己測定(従来式の観血的手技に加え、間歇スキャン式持続血糖測定器を用いた測定法)による通院管理に対応しております。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発見または発症した糖代謝異常のことを指します。
妊娠中は、胎盤から分泌されるインスリン拮抗ホルモンなどの影響により、インスリンの働きが抑えられ、母体の血糖値が上昇しやすくなります。
そのため、インスリン分泌が不十分な場合やインスリン抵抗性が増大することで、血糖値が高くなることで妊娠糖尿病を来すとされています。

妊娠前から糖尿病と診断されている場合は「糖尿病合併妊娠」として区別されます。
妊娠糖尿病および糖尿病合併妊娠における周産期管理には、糖尿病専門医、および産科、小児科のチーム診療が不可欠となりますので、総合病院での管理を必要とします。

特定の機序・疾患による糖尿病

特定の機序・疾患による糖尿病は、糖尿病の中でも「二次性糖尿病」と呼ばれ、膵疾患や肝疾患、ホルモン異常など他の病気や特定の要因が原因となって発症する糖尿病です。
インスリン分泌を担う膵臓の異常(慢性膵炎、膵癌、膵臓手術後など)、内分泌疾患(クッシング症候群、甲状腺機能異常など)、薬剤、感染症、遺伝子異常などが原因となる場合があります。
当クリニックでは、原疾患の長期管理に加え、インスリン注射や経口薬を用いた血糖管理に可能な範囲で対応しております。

2型糖尿病

2型糖尿病は、遺伝的要因に加えて、食べ過ぎ、運動不足、肥満などの生活習慣が原因となって発症するとされています。
上記の3つの分類に当てはまらないものをすべて含み、日本人の糖尿病のほとんどを占めています。
日本人はインスリン分泌能力が元々低いため、生活習慣の乱れが引き金となりやすいとされています。
中高年の発症が多いですが、近年では若年層でも増加傾向にあります。
治療は、食事管理、運動に加え、適切な投薬治療が必須となります。
経口薬、注射薬を組み合わせ、患者様のライフスタイルにあった治療方法をご提案します。

糖尿病の検査

当クリニックでは、糖尿病の診断と治療管理のため、以下の検査を行っています。

血液検査

空腹時血糖値

空腹時の血糖値を測定します。
基準値は、70~99 mg/dL前後です。
126 mg/dLを超えると糖尿病型と判断します。

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)

過去1~2ヶ月間の血糖値の平均的な状態を示す指標です。
基準値は、4.5~5.9%前後です。
6.5%以上で糖尿病型と判断されます。

尿検査

  • 尿中の糖の有無やケトン体を確認します。
    血糖値が高いと尿にも糖が排出されます。
  • 尿中のタンパクの有無、必要時は定量検査を行います。
    糖尿病の三大合併症のひとつである糖尿病性腎症(糖尿病性腎臓病)の確認のために必須の検査です。

合併症に関する検査や診察

糖尿病は血管や神経、その他の臓器にも影響を及ぼすため、以下の検査や診察も必要です。

視力検査、眼底検査

糖尿病の三大合併症である糖尿病網膜症の評価のため、眼科を受診し検査を受けていただきます。
異常がない場合や網膜症が落ち着いていても、定期的な眼科受診(年に2~4回)が推奨されます。

歯科受診

むし歯や歯周病から、糖尿病に関連して細菌感染症を来す場合があります。
定期的な歯科受診により、潜在的な感染リスクを防ぐことができます。

血圧測定、脂質検査、心電図検査

動脈硬化とこれに続く狭心症、心筋梗塞、脳梗塞のリスクを評価し、必要な治療を行います。
これらの通常検査は、当クリニックで実施可能です。

腎機能検査

血液検査、尿検査、超音波検査などを組み合わせ、腎機能障害の評価を行います。
糖尿病は、末期腎不全における血液維持透析の導入の半数近くを占める主たる原因となっています。
当クリニックでは、腎臓専門医、透析専門医による療養指導を継続して受けることができます。

糖尿病の治療

糖尿病の治療の基本は、食事管理、運動、薬物療法の3つです。
当クリニックでは、患者様一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせた治療を提案しています。

食事管理

適切な食事管理により、血糖値のコントロールを行います。

カロリー制限

1日のエネルギー摂取量を適正に管理します。
体格より個人差がありますので、標準体重を基本にして必要なエネルギー摂取量を計算します。

バランスの良い食事メニュー

炭水化物、タンパク質、脂質をバランスよく摂取します。
脂質はあまり増やさず、炭水化物を通常よりもやや少なく管理し、不足したエネルギーをタンパク質などで補います。

食物繊維の摂取

野菜や海藻類を積極的に摂ることで、血糖値の急激な上昇を防ぎます。

運動療法

有酸素運動

ウォーキングやジョギングなど呼吸を止めずに比較的長時間続けられる運動により、血糖値を下げる効果が期待できます。
1日30分程度の運動を週3~5回行うことが推奨されます。

レジスタンス運動

筋力トレーニングなど息こらえをしながら瞬間的に行う運動を指します。
有酸素運動に比べ、時間あたりのエネルギー消費は少ないですが、継続的に行うことで筋力維持、増強が図れ、基礎代謝向上に寄与します。

※注意点:低血糖を防ぐため、空腹時の運動は避けましょう。
また、心疾患など糖尿病以外の持病がある場合は、必ず医師の指示のもと運動するよう心がけてください。

薬物療法

食事管理、運動療法を行っても血糖値が改善しない場合、内服薬や注射薬を併用します。

内服薬

患者様ごとに作用機序の異なる薬剤の組み合わせをご提案します。
1日1回の服用で済むものや、2~3回に分けて服用するものなどがあります。
食事の直前に服用すべき内服薬もありますので、医師の指示通り服用してください。

注射薬

インスリンとそれ以外の注射剤があります。
病状や必要性に応じて薬剤を選択します。
注射薬は患者様がご自身で注射するものです。
導入時には医師および看護師による自己注射指導を行いますのでご安心ください。
また、血糖自己測定を実施する場合は、測定方法の指導についても対応します。

まとめ

糖尿病は生活習慣病の一つですが、早期発見と治療によって合併症のリスクを大幅に軽減できます。
少しでも気になる症状(頻尿、口渇、疲れやすいなど)がある場合や健康診断で異常を指摘された場合は、早めにご相談ください。
当クリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画を提案し、血糖値のコントロールと生活習慣改善を全力でサポートいたします。

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