週末のイベントや給料日前の生活費など、急な出費が予定外に発生することは多々あるものです。
様々な用途に利用できる個人向けのカードローンはそのような際にも便利な商品ですが、中でも即日融資カードローンは特に有り難い存在です。
●即日融資でお金を借りる方法
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今回は即日融資カードローンを利用してお金を借り入れる際に知っておきたい、5つの基準について解説していきます。
即日融資カードローンとは?
銀行や消費者金融などが発行する専用カードを利用して資金の借り入れを行えるのがカードローン。
即日融資カードローンは読んで字の如く、借り入れの申し込みを行ったその日のうちに実際の融資を受けられるカードローン商品をいいます。
お金が必要になる理由は様々ですが、カードローンで借り入れを行う場合できるだけ早くお金を手にしたいと思うのが人情というもの。
カードローンの利用申し込みを行うと身分証明書やその他契約に必要な情報を提出した後、与信審査を経て融資が行われます。
この審査に伴う諸々の手続きには数営業日という時間を要するのが普通です。
そのため実際に借り入れを行うまでは、少なくとも1営業日から3営業日前後は待たなくてはなりません。
即日融資のカードローンではこの審査や手続きにかかる所要時間を大幅に短縮し、申し込みを受けたその日に実際の融資までを行うことをひとつのセールスポイントにしています。
申し込んだその日にお金を借りられるのは利用者にとって有り難い限りで、カードローンを選択する際の大きなポイントのひとつと言えるでしょう。
早いところでは申し込みから最短60分で融資を受けられる場合もあり、急な借り入れのニーズにも応えられるカードローンが増えてきています。
即日融資が可能になった理由
融資までのスピードがこれほどまでに短縮されてきた理由には、融資に至るまでの手続きが効率化されたことが挙げられます。
もっとも大きいのは審査に関する部分です。
即日融資といっても審査を行わなかったり、審査の質を下げたりしているわけではありません。
審査では申し込みを行った人の属性情報や借り入れ履歴、他社借り入れ状況などの信用情報がチェックされますが、現行の審査ではこれらのチェックがシステムによって自動化されています。
審査対象となる各項目は点数化され、その合計スコアが瞬時に算出されるため、合否判定や利用限度額の設定まで容易に行える仕組みになっているのです。
人力で審査を行う従来の方法では確認に時間がかかるうえ審査を行う人間の力量によって結果にバラつきが出るなどの大きな欠点がありましたが、このスコアリングシステムを用いると質の高い審査をスピーディに、常に一定の水準で行うことができます。
また審査以外の部分では申し込み手続きが効率化されたことも融資スピードに大きく影響しています。
これまでは金融機関の店頭窓口に赴くか郵送などで行うしかなかった申し込み手続きが、現在はインターネットを介して様々な方法で行えるようになりました。
こうした手続き面の効率化によって融資までの時間が格段に短くなり、即日融資が実現されているのです。
即日融資を受けるために担保は必要?
急を要する即日融資では借り入れを行う際に何か担保が必要になるのではと考える人もいますが、実際のところ担保は必要ありません。
即日融資カードローンに限らず、通常の個人向けカードローンは無担保で利用できるものがほとんどです。
銀行カードローンを例に挙げると、担保に代わるものとして保証会社による保証を受けられることが利用条件に含まれています。
カードローンでは申し込み後に審査が行われますが、保証を受けられることはすなわちこの審査にパスできることを意味します。
審査に通った場合は保証会社が保証人の役割を担うため別途保証人を付ける必要もありません。
銀行カードローンの場合は保証業務に関するノウハウを持っている消費者金融が保証会社になっているケースが多いのですが、消費者金融のカードローンの場合は保証会社を設けずに自社で保証業務まで行っています。
この場合も審査に通ることが保証となるため担保は不要となります。
基本的に担保が必要とされる住宅ローンや一部の教育ローンとは異なり、カードローンでは担保と保証人が不要という形が一般的になっています。
銀行カードローンでは即日融資が事実上不可能に
カードローン商品は数多くありますが、主だったものの大半は銀行系と消費者金融系とに大別されます。
両者はどちらが優れているというわけではなくそれぞれに一長一短があるため、目的に応じて利用するのがベストです。
一般的には銀行系カードローンのほうが金利は低く審査が厳しいといわれています。
銀行系カードローンの審査は元々慎重に行われる傾向にありましたが、2018年1月には審査の過程において暴力団関係者や総会屋などの非社会的勢力への貸し付けを抑制し彼らの資金源を断つ目的で、警察庁が管理するデータベースへの照会が義務付けられました。
この反社チェックの結果が出るまでは最短でも翌営業日、都道府県警察への二次照会まで行う場合にはさらに数営業日という時間を要するため、銀行系カードローンでは即日融資が事実上行えなくなっているのです。
つまり即日融資を希望する場合の選択肢は自ずと消費者金融系のカードローンに限られることになります。
知っておきたい5つの基準
ではすべての消費者金融で即日融資が可能かというと、そうではありません。
即日融資が受けられるカードローンもあればそうでないものもあります。
また即日融資が可能のカードローンであっても条件によっては翌営業日以降の借り入れとなる場合があるため、事前にある程度基準を知ったうえで選定を行う必要があります。
即日融資カードローンを利用してお金の借り入れを行う際に知っておきたい主な基準は、次の5つです。
- 即日融資可能と謳っているか?
- 自動契約機もしくはインターネットでの契約ができるか?
- 普通預金口座の開設が必要か?
- 営業日と営業時間に注意!
- 大手消費者金融を中心に選定を
何をするにしても事前の下調べは大切です。
カードローンの利用で即日融資を強く希望しながらもよく調べずに申し込みを行ってしまうと、結局その日のうちに融資が受けられないという事態になりかねません。
ここで挙げた5つのポイントはいずれも重要なので、申し込み前に頭に入れておく必要があります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
即日融資可能と謳っているか?
カードローンの公式サイトや広告に目を通す際ひとつの目安となるのが、即日融資が可能である旨の文言が含まれているかという点です。
即日融資が場合によって可能であるなら、それは双方にとって大きなポイントであるはず。
つまり広告に掲載されている宣伝文句にもそういった文言が含まれている可能性が高いということになります。
目安となる文言には主に次のようなものがあります。
- 即日融資
- 最短○○分で借り入れ可能
実際の条件や申し込み方法に関する詳細を知るには公式サイトや広告の補足説明にもよく目を通す必要がありますが、これらの文言が明記されていれば即日融資に対応しているカードローンであることがわかります。
最短○○分といった表現はあくまでも最適な条件で申し込みを行い審査にも問題なく通った場合の話なので、申し込み内容に不備があったり審査時に確認事項が多かったりすると融資までの時間は伸びることになります。
場合によっては日をまたぐ可能性があることは頭に入れておきましょう。
即日融資に似て非なるワードに注意!
逆に即日融資と並んでよく使われる次のような文言は、即日融資を意味しないケースがあるため注意が必要です。
- 即日審査
- 最短○○分審査
- スピード融資
- ○○秒診断
これらの文言は即日融資と必ずしもイコールではありません。
即日審査は申し込みを受けた日に手続きに入り審査を完了させることを意味するに過ぎず、実際の融資が行われるのは翌営業日以降ということがありますし、審査に数日かかることがめずらしくないカードローンにおいては翌営業日に融資できる場合を指してスピード融資と謳っている場合もあります。
スピード審査とスピード融資も混同しやすいため注意が必要です。
また○○秒診断や今すぐ判定などといった表現もあくまで融資可否をサイト上で簡易的に判断する機能に関して使われるものであって、即日融資とは関係がありません。
このあたりの文言に対する認識については金融機関と利用者の間で齟齬が発生する場合もあるため、実際に即日融資は可能かどうかが不明な場合は問い合わせを行って確認しておくとよいでしょう。
言うまでもなくカードローンはお金の貸し借りを行うもの。
その利用に際しては即日融資の可否だけでなく、すべての点において納得した状態で申し込みを行うことが基本です。
ここを徹底しておかないと契約後に不利益を被る恐れもあるため、不明な点がある場合は必ず申し込み前に確認を取っておくことをお薦めします。
申し込み前に即日融資の可否を確認しておくことで、確認不足によって発生する無駄を省くことができます。
もちろん即日融資が可能かどうかは申し込み前の段階では確実にはわかりません。
返答もあくまでも見込みの範囲に留まりますが、審査に不安がない場合ほど即日融資の確度は高まるでしょう。
問い合わせ方法は金融機関によっても異なりますが電話や窓口対応のほかにメールや公式サイトの問い合わせフォーム、最近ではチャット形式での質問に対応しているところも増えてきています。
自動契約機もしくはインターネットでの契約ができるか?
カードローンの申し込みおよび契約を行う際の方法も、即日融資の可否に大きく関係してくる部分です。
申し込みは様々な方法で行うことができますが、主な方法は次のいずれかになります。
- インターネット
- 自動契約機
- 電話
- 店頭窓口
- 郵送
即日融資を希望する場合は、これらのうち自動契約機かインターネットで契約できるところを選ぶのがポイントです。
大手消費者金融ではほぼすべてがどちらにも対応しています。
郵送による手続きは時間がかかりすぎるため論外で、電話による申し込みもそれだけで完結できるわけではなく別途郵送やFAXによる書類提出が必要になるため即日融資には不向きです。
自動契約機やインターネットでの契約に対応していない消費者金融は、そもそも即日融資に対してそれほど前向きではないといえるでしょう。
もっとも手軽でおすすめ、インターネット経由での契約
主にパソコンやスマートフォンを使って行うインターネット経由での契約は、もっとも手軽で便利な方法です。
申し込みから借り入れまでの流れは概ね次のようになります。
- 必要事項の入力、送信
- 仮審査
- 仮審査結果通知
- 必要書類提出
- 在籍確認、本審査
- 本審査結果通知
- 契約
- ローンカード発行、受け取り
- 借り入れ
この流れは他の方法の場合も基本的には同じです。
先に述べた信用情報の照会を含むスコアリングシステムでの評価は仮審査の過程で行われ、評価値が基準を超えた場合のみ仮審査合格となります。
本人確認書類や収入証明書などの必要書類はその後に提出し、それを受けて在籍確認を含む本審査が行われます。
仮審査、本審査という言葉の響きからは何となく本審査のほうが重要のような印象を受けますが、カードローンの審査では仮審査のほうが重要です。
それはお金を貸すだけの信用に足る人物かを見極めるプロセスが仮審査に含まれているためです。
案内上は仮審査と本審査の区別を明確にしていないカードローンもありますが、契約までの流れ自体は概ね変わりません。
これら申し込みから契約までの手続きをすべてインターネット経由で行えるWEB完結型の場合、融資までの時間もかなり短く抑えることができます。
申し込みの案内では主にWEB完結という文言が使われています。
身分証明書や収入証明書などの書類提出も窓口への持参や郵送となると面倒ですが、インターネット経由ならスマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真をアップロードする形で提出することができるため、自宅や出先でも手軽に行えて便利です。
申し込みからカードの受け取りまで!便利な自動契約機
インターネット経由の申し込みと並んで即日融資に有効なのが自動契約機です。
自動契約機は消費者金融やクレジットカード会社などの各支店または無人店舗に設置されている大型情報機器のことで、利用者が機器を介して契約に必要なやり取りを行うことができるものです。
カードローンの契約手続きでは窓口で担当者と面と向かってやり取りすることに抵抗を覚える人も少なくありません。
自動契約機の導入はそうした面に配慮しながら無人店舗に割く人件費を削減できるなどのメリットもあり、契約方法の一手段として広く普及しています。
自動契約機には手続きに必要な画面入力機能はもちろん、免許証や各種書類をスキャンする機能も備わっているため、契約に必要なすべての手続き行うことができます。
審査にパスするとその場でローンカードが発行されるので、カードを受け取ったらそのまま隣接するATMですぐにお金を引き出すことができるのもポイントです。
無人ということで手続きを進めるのに不安な印象を持つ人もいますが、画面の指示に従って進めていけばはじめてでも迷うことなく契約できる仕組みになっています。
不明な点は契約機に備え付けられている電話でオペレーターと通話しながら進めることもできるため、操作につまずく心配はありません。
ただし自動契約機にも営業時間が設定されていて使えない場合もあるので事前に調べておきましょう。
自動契約機は設置してある店舗自体には人がいないため無人契約機とも呼ばれることがありますが、実際の手続きに伴う諸対応は遠隔で人間が行っています。
より効率的な方法として、事前にインターネットでの申し込みを行い仮審査を受けたうえでその後の手続きを自動契約機で行う形がとれる場合もあります。
この場合は自動契約機での手続きにかかる時間を約半分近くまで短縮することができるうえ、審査に通らなかった場合も自動契約機へ向かう労力を無駄にせず次のカードローンを探すことができるため、時間が無い場合にはおすすめです。
普通預金口座の開設が必要か?
カードローンの契約に際して、銀行の預金口座が必須条件になっている場合があります。
これは指定銀行の口座を返済用に使用するためで、口座を持っていない場合は契約時に口座開設の手続きを併せて行うことになります。
この口座開設の手続きには早くても数日、通常は1週間から2週間近い期間を要するため、即日融資を受けることはできません。
つまり指定銀行の預金口座を持っているという条件が必須になっているけれども口座が無いという場合は、その即日融資カードローンはあきらめざるを得ないことになります。
銀行口座云々というと消費者金融ではなく銀行系カードローンの話ではないのか、と思われるかもしれません。
ここで触れておきたいのは、銀行系消費者金融カードローンの存在です。
大手消費者金融はほとんどが銀行傘下
銀行系消費者金融カードローンとは、銀行の傘下でサービス展開を行っている消費者金融を指します。
最近はグレーゾーン金利が撤廃され過払い金請求の手続きが広く行われるようになったこともあり、消費者金融が単体で経営を続けることが難しくなってきています。
こうした背景を受けて生き残るために銀行の傘下に入る消費者金融が増え続け、今や大手消費者金融はほとんどが銀行の傘下になっているのです。
このような形態でサービス展開されているのが銀行系消費者金融カードローンと呼ばれるものです。
この銀行系消費者金融という呼び名は便宜上のものですが、これらは銀行カードローンではなくあくまでも消費者金融のカードローンである点に注意しましょう。
銀行のグループ会社としてサービスの展開を行っていますが、年金利や審査基準などは消費者金融のそれに準じたものになっています。
カテゴリとしては銀行法の規制を受けないという意味でいわゆるノンバンク系のカードローンに属するものです。
こういった銀行系消費者金融カードローンでは、返済にグループ銀行やその他指定銀行の普通預金口座が必要になるケースがあります。
もし口座を持っていない場合は口座不要で即日融資が受けられる可能性があるところを探しましょう。
営業日と営業時間に注意!
即日融資を受けるために意識しておきたいのが、対象となる金融機関の営業日と営業時間です。
大手カードローンの多くはインターネットでの受付に対応しているため、申し込み自体は24時間365日行える場合がほとんどです。
ただしその申し込みを受けて実際の手続きが進められるのはその金融機関が営業している時間内に限られます。
このことを考慮しておかないと確実に即日融資を受けることはできません。
営業時間終了間際に申し込みを行っても、その日のうちに借り入れを行うことはできないのです。
急な入り用が発生しがちな週末は特に注意が必要です。
最近では大手消費者金融のほとんどが土日祝日にも営業を行っているため週末であっても審査を受けることができますが、一部の消費者金融では平日にしか営業していない場合があります。
このことに気付かず申し込みだけ行って返答を待ち続け、そのまま1日を無駄にする人も少なくありません。
週末の利用に関してもう1点見落としがちなのが、勤務先への在籍確認です。消費者金融が営業していて審査を受けられても勤務先が休みで連絡がつかない場合は在籍確認が取れず、審査がストップしてしまいます。
どうしても借り入れを行いたいけれども職場が休みで連絡が取れないという場合は一度オペレーターに相談してみましょう。
条件によっては在籍確認を後回しにしてもらえることもあります。
ただしこうしたことから基本的に土日祝日は平日よりも即日融資の可能性が下がる点に注意しておきましょう。
営業時間は借り入れ方法によって異なる場合がある
営業日、営業時間と並んで注意が必要となるのが借り入れの方法についてです。
金融機関によっても異なりますが、カードローンを利用して借り入れを行う際の借り入れ方法には主に次の4つがあります。
- 振込予約による借り入れ
- ローン専用カードを利用したATMでの借り入れ
- スマートフォン向けアプリを利用したATMでの借り入れ
- 店頭窓口での借り入れ
振込予約はスマートフォンやパソコンなどを使ってインターネット経由で借り入れのための振り込み予約を行う方法です。
この場合は対象となる銀行の営業時間を把握しておく必要があります。
最近は土日祝日の振込にも対応している銀行がありますが、銀行によっては平日にしか借り入れができない場合があります。
カードローンの申し込みに限りませんが、素早い対応を希望する場合は利用申し込みを週初めのなるべく早い曜日の早い時間帯に行うのが基本です。
日の終わり、週の終わりは雑務が立て込み何かと慌ただしくなるためです。
可能な限り早めに申し込みを行うようにしましょう。
ローン専用に発行されるカードを使ってATMで借り入れを行う方法は手軽に使えますが、ATMにも利用時間の制限がある場合があるので注意が必要です。
利用するATMの設置場所や営業時間はあらかじめ調べて把握しておきましょう。
3番目のスマートフォン向けのアプリを利用した借り入れはカードレスで使えるため大変便利な方法ですが、大手を中心に比較的最近になって導入されている借り入れ方法のため対応していない金融機関もあります。
スマートフォンアプリが提供されている場合は申し込みから契約手続きまでをすべてアプリで行えるケースが多く、大変便利です。
店頭窓口は有人店舗で借り入れを行う方法ですが、これも当然ながら営業日時の制限があります。
大手消費者金融を中心に選定を
具体的にどの消費者金融で即日融資を受けられるのかという点も知っておきたいポイントのひとつでしょう。
基本的にここまで述べてきたような条件を満たすところを探せば、まず行き着くのはやはり大手といわれる消費者金融。
条件によって即日融資も可能な消費者金融として主には次の5社が挙げられます。
- アコム
- アイフル
- プロミス
- SMBCモビット
- レイクALSA
アイフルのみが銀行の傘下ではない独立系の消費者金融で、他の4社はすべて銀行系消費者金融です。
いずれも高いネームバリューと安心の実績を誇る大手です。
5社とも申し込みおよび契約はWEB完結で行えるほか自動契約機も使うことができ、便利なスマートフォン向けの無料アプリも提供しています。
気になる年金利は最大18%前後
これらの大手消費者金融で借り入れを行う場合の年金利は、最大で約18%です。
銀行系カードローンの場合は最大でも15%前後であることを考えると、この年金利はやはり高めであると言わざるを得ません。
即日融資が利用者にとって大きなメリットであることは疑いようのない事実ですが、そのメリットを享受する一方で金利面での若干の不利には目をつぶる必要があります。
すでに述べたとおり、カードローンで即日融資を希望する場合その選択肢は必然的に消費者金融系のカードローンに絞られるためです。
即日融資を条件に消費者金融のカードローンを利用する場合銀行カードローンのような最低水準の金利で借り入れを行うことはできません。
即日融資を求める場合は金利が高くなり、低金利を求める場合は融資までのスピードが長くなることを許容しなくてはならないのです。
様々な要素を踏まえて総合的に判断を
このように何かを追求する一方で別の何かを犠牲にする関係性を、トレードオフといいます。
トレードオフは銀行や消費者金融側の目線で見たときも同様で、金利を抑えて貸し付けを行う場合は審査コストを確保できる反面、高金利を設定する場合には審査面の確度をある程度犠牲にしなくてはなりません。
いわゆる高利貸しが高い金利を取ってブラックな債務者に対しても貸し付けを行うことがあるのは、貸し倒れになるリスクを考慮してその分他からの利息による回収を見込んでいるためです。
彼らもこのトレードオフの関係性をよく理解しているからこそ金利を高く設定するわけですが、適正な範囲を大幅に超えたときそれは暴利となります。
トレードオフは経済学やビジネスシーンでよく使われる概念ですが、日常生活においても多く発生しています。身近なところではダイエットのために行う食事制限が挙げられます。
満腹感を得るまで食べると太ってしまい、太らないために食事量を抑えると満腹感は得にくくなります。
体重減少という目標と満腹感を得ることは相反する要素のため、両者を同時に極限まで追い求めることはできません。
こうしたトレードオフのような状況では両者の関係性をよく理解しそれぞれのメリットやデメリット、その程度などをよく吟味したうえで選択肢を決定しなければなりません。
即日融資カードローンの中でも金利や利便性などはそれぞれに異なるため、広い視点で総合的に考えて決めましょう。
融資のタイミングを即日から翌日にまで広げることで金利がグッと下がる場合もあります。
最近では一定期間無利息で利用できるカードローンも増えているので、そうした要素も踏まえたうえで検討することをお薦めします。
借りすぎに注意!
以上が即日融資カードローンを利用するうえで知っておきたい5つの基準です。最後にもう1点、注意事項を記載しておきましょう。
カードローンを利用してATMからお金を引き出すとき、人はまるで自分の預金を引き出しているような錯覚にとらわれるといいます。
行為や現象は預金の引き出しと何ら変わらないため無理もありません。
この錯覚は半ば当たり半ば外れています。引き出したお金は自分のお金であって自分のお金でありません。
銀行や消費者金融からお金を借りる形を取っていますが、それら金融機関のお金でもないのです。
カードローンはお金のタイムスリップといわれるように、実際には未来の自分から借りているというのが適当でしょう。
もちろん本来はそんなことができるはずがありません。
カードローンはそれを実現してくれる有り難い商品であり、利用者はその対価として金融機関に金利を払っているのです。
元金はあくまでも未来の自分のもの。
このことを常に意識しておかなくてはなりません。
即日融資カードローンはとても便利で有意義な存在であると同時に、借りすぎるリスクもはらんでいます。
急な入り用であっても利用前には完済までの計画をきっちりと立て、借り入れ後は計画どおりに返済を行っていきましょう。
これは借入額の大小に関わらない、重要な基本原則です。
まとめ
カードローンで即日融資を受けるためのポイントはWEB完結型で申し込みができる大手消費者金融を中心に、自分にとって最適なところを見つけることです。
自動契約機やスマートフォン向けアプリも即日融資のために有効活用できる大きなポイントです。
利用する際には申し込みや契約方法、そしてその消費者金融の営業日時などをしっかりと把握しておきましょう。